今思えば

今は亡き祖父達の住んでいた家の話です。
母が生まれた頃からあるというその家は、かなり古いもので、住んでいて不安になる家でした。

 

山の斜面を利用した家で、正面から見ると2階建てだけど、家の裏側に回るとさらにその下があるのが分かるという感じの家でした。
1階は、一方には窓がありますが、もう一方には窓がないので、半分地下に或るような感じです。

 

訪れたのは小学生くらいの時まででしたが、地下にあるという感じが好きで一番落ち着く場所でした。
対して、一番落ち着かないのがその上の2階です。

 

玄関があり道路につながる階なのですが、安定感にとても欠けていました。
立っているだけで傾いているのが分かるのです。

 

もちろんビー玉を置いても転がるのですが、そんなことをしなくても分かります。
対して、その上に有る3階は安定しています。

 

まったく傾いているとは感じられません。
詳しくは聞いていませんが、作りと新しさが違うので、恐らく3階は後で増築したのではないかと思います。

 

しかし、その時点ではすでに2階部分は傾いた。
そのため、2階不安定、3階安定という訳のわからない状態になったのだと思います。

 

子供の頃は傾く感じが楽しくて、ぴょんぴょん飛んでいましたが、今思えばなんてことをしていたのだろうと思います。
今はもうないのですが、あっても地震が恐くて住めないだろうなと思います。


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